サイト譲渡の契約書を交わしたその日に救急車に運ばれた件

サイトの譲渡が決まりまして、多少時間がかかりつつも会社とちゃんと契約をして一区切りね、という段階まで来た日のお話。

 

その時点で自分はもう物理的には完全に会社を離れておりまして、ただ譲渡となるからにはなんやかんやで色々とかかるわけですよ。主には契約面とデータ面。

 

いずれも会社側が殆どやってくれるという前提だったので自分としては、随時確認して待つくらいだったので、そこは本当にありがたかったのですが、いざ色々整って譲渡の契約書にハンコを押してタダ同然のお金を払ってこれで契約面は終了だ!となったその日の夜です。

 

風呂に入ってたらお腹痛いわけですよ。

 

その日はちょいと便秘気味だったので最初は「まぁ詰まってんのかなー」くらいに思って早めに風呂を切り上げてトイレに行ったんですが、出ないんですよ。

 

ただ、その時はそれもしゃーないかくらいで、21時くらいには子供の寝かしつけで一旦布団に入ったわけです。

 

そしたら23時くらいに痛みで目が覚めまして。

 

おっと、これは結構痛いぞ、ということでトイレに直行。すると一応出たんですね。ただ痛みが全然引かない。

 

この時点で若干これはどうしたものか、となってきました。

 

で、どんどん痛みが増してくるわけですよ。

 

実は自分はもう7,8年前になる頃に一回救急車で運ばれておりまして。その時は結果は頚椎のヘルニアだったんですね。

 

簡単にいうと、もともとストレートネックだったせいもあり、首の骨の一部が変形してその横を通っている神経に刺さった、という状態でした。で、その刺さった神経の司る部分が背中だったらしく、背中に激痛が走り続けて救急車行きとなったのでした。

 

そして今回痛いのがお腹かと思いきや、トイレ後に改めてサーチしてみるとどうやら後ろだな、と前回の背中とは違う場所ではありつつも自分としてはどうしてもあの時のことが脳裏に蘇るわけです。これはアレ級だったらヤバイぞ、と。

 

でそんなこんな事を考えていても、さらにガンガンに痛みが増してきます。

 

これは流石にアカンと、とりあえずヘルニアでの痛み発症時に飲む薬を飲みまして、それでもすぐには変わらない、と。

 

この間が起きてから多分30分くらいだったと思います。そのくらいの頃になるともう声を挙げて床をのたうち回るくらいになってまして、顔を伝った脂汗が垂れてソファーにシミができとるんですよ。

 

そこまできたらこれは耐えられないぞということで死にそうになりながら寝ていた嫁を起こして救急車を呼んでもらうことに。運良く二駅のところに総合病院がありまして、そこなら診てもらえるということで搬送。

 

尿検査、レントゲン、CTスキャンを経て出た結果は…尿路結石でした。尿路結石ってあんなに痛いんですね。しかも尿路っていうくらいだから、あの…そのぉ…メンズのバット的なところが痛いのかと思ってたんですが尿路って腎臓から膀胱へいくところみたいでして。痛いのは腎臓の下で腰の背後あたりなんですね。

 

でもお医者さんって凄いですね。あとから思い出すと、搬送されてきた時の様子と問診で結構原因が絞られてたんじゃないかなと思います。

 

正確にはその日の撮影では石は映らなかったのですが、どうやら尿に血が入ってたらしくほぼ確定と相成りました。尿に血が入るときって、こうマーブル模様みたいな感じで分かり易く入るわけじゃなく溶け込んじゃってるんですね。ちょっと今日は色濃いな、位に思ってたら血でしたwww

 

痛みに関しても薬が効いたのか、尿路結石の痛みがそもそも数時間くらいだということもあったのか病院に着いて少しくらいしたタイミングでかなりゆるやかになっていきました。

 

最終的には翌日に再検査、さらに一週間後にまた通院で一応先生からも尿路結石で確定ということになりました。そこまで大きな石でもないそうなので、手術等はせずにとにかく水をガブガブ飲んで出す、というのが当面の状況となりました。

 

で話は当日に戻りますが、救急車で運ばれる時ってそらもう緊急ですから着の身着のままなんですね。

 

帰りはなんとか午前2時くらいにタクシーで帰路についたわけですが、上着と財布は持って出たもののベルトをしておらず、丑三つ時に半ケツになりそうになりながらタクシー降りて外を十数メートル歩き、家のマンションのエレベーターを上がっていく際には「何故俺はこんなことに…」と思わざるを得ないのでした。