「2018年インスタ流行語大賞」が一つもわからないから言葉の内容を予想してみた
正直これはマズい。
一応スマホメディアをやっていてその一つの文化であるInstagramがどんどん若者の文化を形成しているのは知っているが、ここまでわからなくなっているとは知らなかった。
Instagramは出来た瞬間にアカウント作ってるからおそらく最初期のアカウントといっていいし、なんなら新しい機能が出るたびにちゃんと調べて記事を書いているから機能性としては常に最新のものを知っているのだが、その中のコンテンツについてはさっぱりになってしまった。
単に写真専用のSNSではなくなっているというのもわかっていたが、ここまでとはという感じ。
それがPetrelなるところが発表したとされる「2018年インスタ流行語大賞」。
見てみたら全くわからん。
おっさんとして若者のことはわからんと蹴ってしまうのは簡単だけど、メディアとしてそれは絶対にNGだし、そのままではいかん。自分としてはここまでわからないというのは情けないとすら思える。
ただ、言っててもしょうがないので、Instagramの文化については今後勉強しますということで、とりあえずこの記事では開き直って「2018年インスタ流行語大賞」の個々の言葉の意味を予想してみようと思います(以下ネタです)
「3150」…「サイコー」の意かな?数字が4つ並ぶのは「1942」か「19(Q)84」しかわからないです。
「なんちゃってダンス」…下手くそだけどそれっぽく見せられてるダンス
「アム活」…アムラーの2018年版。多分安室奈美恵が引退したからとかそんなん
「水鉄砲メガホン」…スプラトゥーン
「広告で有名になりたい」…YouTuberを始めとしたまぁそこらへんの広告費で生計立てたいみたいな感じと承認欲求が混ざったアレ
「金晩」…金曜日の晩飯。多分カレー
「フッカル」…復活する。何がかは知らん。
「一生パリピ」…そのまま。一生パリピっぽい人。38歳くらいになっても色黒銀髪でウェーイって言ってる人に対して若干引き気味な感じで使われる。
「カントゥーヤ」…関東平野
「どんつき同盟」…どん兵衛月見うどん同盟。どん兵衛に生卵を落として食べることを至高とする集団。
「いいアゴ乗ってんね」…料亭で大将に「お、今日はいいアゴ(出汁)乗ってるね」って言う。通ぶった人。
「きょコ」…ゾンビ化してひらがなとカタカナが混ざった時にでるカタコトのやつ
「チル友」…CHILL OUTのチル?休憩用友達?
「オベンタグラム」…お弁当の写真をアップすること
「けしからん風景」…パンチラ
「ネタプリ」…ネタ的に撮ったプリクラ
「テッテレー」…うまいっ!
「さいくぅー」…まぁ「最高」とかの言い換えじゃないですか?
「モニグラ」…モーニンググラノーラ
「ヨルグラ」…夜グラノーラ
「フリクロ」…フリクリの劇場版がわりと叩かれ気味で暗い(黒い)気持ちになってる
多分何個かはあってるはず。
あと、最後にちょっと冷静なことを言ってしまうと、どこまでこの流行語は実情に沿ってるんですかね?検索数とかで絞ってはいるとは思いますが。まぁそこらへんはユーキャンの流行語大賞と一緒で言ったもん勝ちなところも多いので、これが根付いてしまえば今後は諸々の指針になるかもですね。
パクチーとチョコミントの扱いが気に食わない
食い物で好きずきが分かれる代表選手じゃなかろうか、この2つ。
で、今回自分がいいたいのは、これらがいいとか悪いとか美味いとか不味いとかじゃない。
どっちでもいいのだ。
どっちでもいい、ということを声を大にして言いたい。
なぜ、こんなにこれらの食べ物に関しては、やれ好きと嫌いで対立したがるのか。
ちょっと冷静になって欲しい。
コイツらのどこが特別なのか。どこも特別さなんてないのよ。
パクチーだって今やもう珍しいものじゃないでしょ?チョコミントもだいぶ昔からあるよ?
でも、なぜかこいつらとなると、すぐ人が争い出す。
それ本当に必要?
別にさー、もうさー、こいつらも他の植物やフレーバーと一緒じゃん。なんで特別視されてるのかがわからん。する必要ある?なくない?そんなに珍しい味か!?
ほんと、ここで一度頭をクリアにして聞いてほしい。
こいつらが凄い特殊な味で例えばパクチーならありとあらゆる食用の植物の中で一線を画す見た目からは想像もつかないような味だったらわかる。チョコミントも以下同文。
でもさ、冷静に食ってみ。別に想像の域を出なくない?
パクチーだってさ、ちょっとモワッとした草じゃん。どっちかってーと草分の方が多めじゃん。
大葉(青紫蘇)の方がよっぽどすごくない?あの普通の葉っぱのビジュアルから想像し難いほど爽やかなテイストが滲み出てこない?
チョコミントなんていったら、チョコとミントなんてもうそこら辺にありふれてるわけで、しかもそれが合体したってだけで、別にそこで想像の域を出てなくない?あーチョコとミントですね?くらいじゃない?
慣れてるか慣れてないとか、幼少期はなかったけど大人になって出会った、とかそんなとこだと思うのよ。特別視しちゃってる原因。
いや、お前の味覚がショボいと言われるかもしれないけど。
それでも言わせてくださいや。いろんなもの、みんなが食ってきたあらゆるもの、別に一般的に食べられるものでも、もっと意外性のあったものとかあるでしょ。特別感のある組み合わせとかあったでしょ。
なんかさー、どうしても、コイツラって後から来たから珍しがられてる感がしてしょうがないのよ。
でもさ、もうそれも結構経ったでしょ。
もういいでしょ、普通の並びにいても。なんかいつまで転校生珍しがってんだって感じがするんですよ。
自分としてはもっとフラットに物事を捉えて、ずっとそばに居るけどよく見たら凄いヤツとか、当たり前の様に接してるけど唯一無二のヤツとか、本当に今までありえなかった異色の存在とかがちゃんと評価なり再評価なりされてほしい。食い物でもそれ以外でも。
こんなポッと出の奴らにギャーギャー時間を割いているのは時間がもったいない!
なので、別に自分はアジア料理頼んでパクチーが乗ってりゃ「あぁ、この料理にはパクチーが合うんだ」としか思わないし、17アイスで「今日はちょっと爽やかなのが食いたいけど甘みもほしいな」って思ったらチョコミントを押す。それだけ。それ以上要らないと思う。別に嫌いならそっと避けりゃいいし、好きなら1人でおかわりすりゃいいじゃん。
ゲームメーカー発表会のお土産
ゲームメーカーなりなんなりの発表会に行くとちょろっとお土産をもらえることがあります。
あんまり世の中に出る内容でもないので支障ない範囲でそこらへんも小ネタ的に見せられたらと思いまして。
今回はつい先日行われた「妖怪ウォッチワールド」の発表会でちょうどお土産もらったんでそれを。
今回はガンホーさんとレベルファイブさんの共同ということでかなり珍しいパターンではあったのですが、ガンホーさんのお土産は毎度食べ物という特徴があります。
今回も触ったところずっしりと重く、これはノベルティとかじゃないな…食べ物や!と思い裏を見たら…
食べ物確定。なんなら羊羹であることも9割方確定。
開けてみました。
流石とらや、重厚感が凄い。
箱の裏。これは色んな味の羊羹入ってるやつやーー!
個包装が渋くてかっこいいですわ
美味いっ!
この個包装のヤツ、時々貰い物とかで食べますが、食べきりサイズとしてもちょうどいいし、手も汚れないし密封してるから日持ちもするし最高ですよね。
有名過ぎるとらやの羊羹なので、みんな知ってるとは思いますが、味も濃くてしっかりとしていながらしつこくなくお茶はもちろん日本酒なんかも合います。当たり前の様に美味い。
こんな感じでした。
えー、ちなみにお土産を晒す以上一応言っておきたいと思ったのですが、お土産をもらったから記事を書くとか優先するとかは全くないです。他の記者さんやメディアもそうだと思いますが、とにかく取材終わったあとはもう急ぎまくって記事を書くのでお土産を確認してる余裕なんてありません。みんなその場とか帰りながらガンガン記事書いてます。メディアの方はホントみなさん真面目です。
なので自分もそうですが、これ開けたの自体が全て記事を書き終えて、さらにその日の仕事を全部終えて深夜開けたものですからね。
というわけで、あまり知られてないゲームメーカーやメディアの裏側ということで、また取材で面白いお土産とかもらったら随時書いていきたいなと思います。
任天堂のゲームタイトルの声の収録は全部任天堂の本社内で行われるんだって
ちょろっとした小ネタですが、自分の知るゲーム業界やらの裏話なんかを今後少しずつ備忘録的に放出できればと思いまして。
んでタイトルの通り、もう数年前だけど友だちの声優が以前ファイアーエムブレムシリーズの作品に出演した時に聞いたんですが、ちょい役でも任天堂タイトルって全部京都の任天堂本社に声優が呼ばれてその中で声を収録するそうです。専用の超立派なスタジオが本社内にあるんだって。
普通はだいたい東京近郊の収録スタジオとかで行われるもんですが、任天堂だけ違うんだそう。
んでもって交通費やら諸経費やらも全部出てかなり大盤振る舞いだそう。
あと、追加の収録や修正が行われる時も全部向こうに呼び出し。その時の経費ももちろん出るそうで。
ゲームの声の収録って基本個別にやるから、有名声優が一堂に会して!とかはなりませんが、声優なんてほぼほぼ東京近郊に住んでるわけで、全員分の出演料プラス経費って相当なもんだと思いますが凄いですよね。
有名な話では、ゲームメーカーが任天堂ハードでソフトを出すには必ずマスターのロムを京都に直接提出に行かなければならなかったってのが昔からよく聞かれますが(今もそうなのかな…?)、とにかく任天堂は全部自分のところに1回集めないと気がすまないみたいですね。
まぁおそらく流出などを避けるためってのが大きいんでしょうが、だとしても凄い。ロム提出の話では参勤交代なんて言われてたりもしましたね。
昔でも郵送はできたし、今ならオンラインでデータなんて送れるのにそれらは信用しないってことなのかしらね。。。言わんとせんことはわからんでもないが、なかなかできることじゃないと思う。好意的に捉えればそれだけデータやゲームを大事にしている・真摯に向き合ってるってことなのかな。
収録スタジオの違いもさらっと書いたけど、普通収録スタジオなんてゲームのためや声優のためだけじゃなく色んな人が使うから、芸能関係の色んな会社の持ち合いだったり、大きな事務所所持のを借りたりするもんなんだけど、任天堂は自社タイトルのためだけに自社内にスタジオがあるってのがそもそもヤバイよね。
ちなみにFEは開発はインテリジェントシステムズで任天堂開発じゃないみたいなクソリ…意見も飛んできそうですが、まぁISは任天堂内にありますしね…
細かく分類すると難しいところではりますし自分もほかタイトルがどこまでどうか知りませんが、予測としてざっくりいうと任天堂パブリッシングで任天堂の看板の割合が大きいタイトルはだいたいこうなんじゃないかなぁという感じです。
アプリメディア側から見てわかったゲームメーカー毎の広告の出し方の特徴
どうもイマ&ムラです。
一応長いこと、と言っていいと思うけどスマートフォンが発売され、アプリストアが一般的になり(iPhone、Android以降話ね、ごめんやけどWindows Mobileは含まないよ…)、それらを紹介するメディアをやってきて数年、ほぼApp Store開始時期に近い時代から関わり続けてきました。
アプリストアでのアプリのダウンロード数は、単純にストアで探されて落とされるだけでなく、我々の様なメディアに紹介されて落とされることも少なくありません。
むしろ初期はこういったサイトが頼りであり(今ではその影響力は見る影もありませんが…)、そこに目をつけた広告会社がアプリメーカーを広告主として設定したURLを通じてDLすることで広告費を払う、所謂CPI(Cost Per Install)型のアフィリエイトが登場しました。
メディアとしてはそういったCPI広告を掲載することで収益をあげて来たわけです。
つまり私もそれらを長いこと見続けてきたわけです。
そこで気づいたのが「ゲームメーカー毎に広告の出し方のクセがあるな」ということ。
広告会社(ASP)の管理画面には、広告を出しているアプリが並んでいるわけですが、上限数があったり期間によって出たり消えたりするんですね。その出方がメーカーによって結構違いがあるんじゃないかと感じました。
今回は別に何に役立つわけではありませんが、自分が気づいたそこら辺の出した方のクセをゲームメーカー別に書いてみたいと思います。ちなみにあくまで私の私見丸出しの"広告を出されているものを見た感じ"のお話なので、実際にメーカーがどうやっているか・これがメーカーとしての真実かは不明丸出しです。
■セガ
ゲームメーカーの雄の1つでありかつてはハードも手がけた最大手ですが、なぜセガを最初に出したかというと、所謂コンシューマーから続く大手メーカーの中ではセガが最もCPI広告の扱いを手がける速度が早く、また使い方も細かいからです。
セガの広告の出し方は、一言でいうと"最も早く最も最適化されている"です。おそらく広告を出すにあたってIT業界での広告の出しかたを相当勉強したのだと思います。
ちなみにIT業界での広告の出し方はかつての紙媒体やTV、街頭などとまったく違い独自の世界です。
逆に自分はそういった紙媒体やTVなどの広告の世界をまっっったく知らないのですが、まあほぼ電通とか博報堂とかなんでしょ?(※適当)。逆にIT業界ではインターネットの普及に際して、そういった昔から続く広告業界の存在を見て、若い(当時)人たちが新しいインターネットという場所での既得権益を得ようと我先にと始めた世界なので同じ広告といっても別と思っています。
まぁ自分はアプリメディアにいますが、最初は広告とはアホほど興味がなくてとにかく記事を書きたい!ゲームしたい!メーカーに取材したい!とだけ始めた人間なのでIT側でもそこまでどっぷりではないのですが、まぁ途中からは責任者になったり、会社が消滅して自分で生計をたてたりせにゃならんくなったので、必要に応じて知っている感じくらいです。
話が逸れましたがが、セガ。セガはスマートフォンアプリ参入自体も他大手と比べれば早く、色々と模索も多くしているメーカーです。
そのため、広告会社に広告を出す際も、まずアプリリリース時に出して、その後もゲーム内の大型イベントや話題になるタイミング、ゲーム自体の動きが鈍るタイミングなど、出すべき間隔でしっかり広告を出してきます。
超大手企業ゆえ承認に時間がかかるのかわかりませんが、リリースも完全一致ではなく広告が1日遅れたりして、若干歯がゆい場合もあるのですが(ゲームメーカー然とした会社ではなくガラケー時代からのIT会社上がりの若手メーカーはもっと素早い)、それでも他よりかは手堅く出してきます。
おそらくしっかりとWeb系の広告担当者が居て、分析や調整などをしてると思われます。
■スクウェア・エニックス
お次はゲーム業界の巨人、ハードを手がけないサードパーティとしては国内最巨人といっていいスクエニ。
スクエニは、リリース時はほぼ出さないけど、自然流入が落ち着いてきたタイミングで広告を出すのが基本。その後は、さらに恒常的に出し続けるという感じですね。
リリース時に出さないのは、おそらくメーカーとしてのネームバリューがデカいため、広告費かけて広告を出さなくても自社の発表である程度人を集められるという自負な気がします。
さらに、そのまま行けるのであればそのまま行きたい、というのが本音ではないでしょうか。まぁ広告費かけずに自社の告知だけで人を集め続けられればそれが一番いいですからね。
とはいえ、それでもやはりある程度時間が経ってしまえば、同じリソースから集められう人というのは上限があるため、広告をだしてきます。
一度ではじめると長いのがスクエニの特徴でもありまして、おそらく最初に決めてしまう広告費がデカいのか、基本的にASPの管理画面には一度でたらしばらくは出っぱなしです。
例えば1つのアプリではじめて広告を出したタイミングで一度火がついて、一瞬で広告が履けた場合は再度時間を置きます。それでまたしばらくたったタイミングでドバっとだして、なくなったら…という流れ。
広告を出し直すたびに捌ける数は減っていくので、最終的には捌けきらない広告がしばらくASPに出続ける、という感じ。
おそらく、あんまり小まめに管理しないんでしょうね。まとめて広告費を確保したらその分が捌けるまでだして、終わったらまたちょっと時間を置いて出して、という流れかと。
大企業ですし、1つ1つのわざわざある程度自動化できる広告の管理に張り付いてやるリソースがもったいないというのはわかる気がします。大手らしい感じです。
広告担当がWeb専任じゃなくてほかも手がけていて、あくまでCPI広告も1つの手段という感じなのかなと。
■バンダイナムコ
お次はバンナムさん。バンダイナムコはですね、実は今回の記事はここのやり方が他と比べて特殊だと言いたいがために書いたくらい特徴的です。
なぜならほぼCPI広告は出さないから。
で、なぜ出さないのかというと、おそらくですが出す必要が無いんですね。
なぜならバンナムが扱うアプリはほぼIP商品なんですよ。つまりマンガのアニメ化したそこからの派生作品だったりがほとんど(細かい話ですがマンガ自体ではなく、あくまでアニメ化からの派生です。マンガから直接アプリ化する場合は出版社が出します)。
そうするとですね、基本的にファン向けなので別にわざわざレビューなどを行うCPI広告を出す必要が無いんです。自社で告知だけしておけば熱心なファンは勝手にDLしてあわよくば広めてくれますからね。
ただ、CPIではなくバナー広告はだします。つまりわざわざレビューとか記事化をしてもらう必要は無くて一枚絵がWebに出てくればOKなんです。そこに入る情報だけで十分。なぜなら基本的にはキャラ物でファン向けだから。
これはメーカーとしては強いです。他と比べれば圧倒的に楽にファン側から来るスタイルなので。版権ってスゲーなって思います。また逆にウチらのようなメディア側からすれば人気出るアプリなんだからCPI広告だしてよ…!って気持ちでいっぱいです。
■カプコン
カプコンもあんまりCPI広告は出しません。ただここはバンナムと違ってアプリ自体が有料のものが多くそちらに力を入れているということが多そうです。
CPI広告は一応有料アプリでも展開はできますが、相性はだいぶ悪く基本的に無料アプリでしか展開されません。
あと、コンシューマー機ゲームの移植やスピンオフなども多いですし、やはり老舗のゲームメーカーというプライドもあると思います。CPI広告は出し先であるメディアを広告主が選べないという側面もあるため、記事として出される部分はちゃんと管理というか見ておきたいという感覚がある気がします。メーカーからすればアプリは自分たちの大事な商品ですからね。
その証拠というほどではないかもしれませんが、カプコンは広報さんから結構小まめにメディアを呼んでのゲーム発表・体験会を開いたり、リリースの際はかなり小まめに連絡をくれたりします。
うちの様な弱小なうえに個人にまで成り下がってしまったサイトにまで丁寧に連絡をくれて毎度頭が下がります。(※むしろあんまりこちらが対応できず、本当に申し訳ありません…)
広報さんから連絡を頂いて載せる場合などは、ある意味でこちらに掲載可否の主導権があるわけではありますが、やはり連絡をくれたりアプリの丁寧な説明があれば掲載率はグッと上がります。
そういう意味でカプコンはシステマチックなアフィリエイト広告にお金をかけない分、旧来の広報からの足(?)を使った情報の頒布に力を入れているのではないかと思います。
■KONAMI
コナミはなんというか説明し辛いのですが、一応CPIを出してはいるんですが、そこまで熱心ではないのかな?という印象。
出すタイミングや数もゲームに合わせて、という感じはあまりしないので、単純に社内的な広告費の割り振りと、その時のタイミングでCPI広告を出しているという感じなのかな位。あまりサンプルも多くないのでなかなか判断が付きづらいところです。
ただバナー系の広告は適宜見かけるので、どちらかというとWeb以前の所謂実物の貼り広告が主体で、それと同じ感覚でWebにはバナーという形で広告を出している、という感じなのかもしれません。
■フォワードワークス(SONY)
フォワードワークスというとあまり聞き慣れないかもしれませんが、超ざっくり言うとSONYの完全子会社でスマホアプリ展開のために作られた会社です。
ただここはまだアプリ出して1年ちょいくらいなので、今はとにかく色々と試しているという感じですね。とはいえCPI広告もアプリによっては出してきているので、おそらく今後タイトルとタイミング次第だとは思いますが、お世話になることがあるかもしれません。というよりどれもビッグタイトルなので期待してます。
■任天堂
CPI広告は自分が見た限り未展開。もうお待ちしてまっせとしか。めっちゃお待ちしてまっせ。
というわけで、とりあえずざっと書き出してみると以上です。
一部の視点ではありますが、こういうところからメーカーの広告展開の姿勢や予算なんかが少し見えてくると、各メーカーはアプリにどうやって力いれるのかな?みたいなところがうすらぼんやり見えてきたりします。
アプリ業界のごくごく一部のちょろっと裏側のお話でした。
eスポーツはスポーツじゃなくていいんじゃない?
あくまでめちゃくちゃ個人的な考えで、しかもこの後変わる事もあるかもとは思うんだけど、eスポーツが"スポーツ"かというとまぁぶっちゃけ違うと思うんだよね。
スポーツって一般的なイメージとしては、いわゆる「運動」やん?
じゃあゲームが運動かってーと全然自分としてはそうは思わないわけですよ。
いや、競技性が〜とかそういう理屈もわかりますよ。でも運動はさしてしてないですよね。
で、ですね。寧ろ前提なんですが、
今のeスポーツが世に認められなくていいのか、
っつったら、まったくもってそんなことは無いわけですよ。
自分なんて特にゲームに育てられて、
なんなら今もゲームに食わしてもらってるわけで、
ゲームは大好きです。
なので今行われているeスポーツと言われている行動たちは
大歓迎だし、応援してるし、広まるといいなぁと思ってるわけです。
ただ、それは「eスポーツ」って名前じゃなくていんじゃないのかなぁと思うのですよ。
多分ですが、そもそもスポーツってものが世の中的には
「良いもの」としてあるわけで、対してゲームはまぁあんまりみんながみんな歓迎するものではなかったのは確かだと思います。
そういう背景があると自分としては「eスポーツ」って名称が、
とりあえず世の中にウケがいい「スポーツ」に
微妙な評判もある「ゲーム」を寄せて、一般受けを狙ってるように感じてしまうわけです。
実際のところどうかは知らんですよ。
特に自分だけかもしれんし日本だけかもしれんし、海外のイメージとか知らんし。
「ゲームじゃないですよ〜、今はeスポーツって言うんですよ〜、
立派なスポーツなんですよ〜、親御さん・PTAさんたちゲームって今はダメじゃないんですよ〜」
みたいな。
で、自分が何を言いたいかっていうと、
そんなに卑屈にならんでいいじゃないの、と。
いや卑屈になってるかどうかは知らんけどさ。
つまり自分としてはね、もっとゲームはゲームとして世の中に認められて欲しいってことなんです。
自分の趣味や生活の糧はゲームだと胸を張って言うし、言ってほしい。eスポーツじゃなくて。
eスポーツで勝ったんじゃなくてゲームで勝ったと認められて欲しい。
別にスポーツじゃなくて単純にゲームとして競技性が認められた方がええやん、と。
スポーツというなんだか健全なものの威を借りなくてもゲームがゲームとして世の中に受け入れられて欲しいなぁと思うわけです。
今はその前段階としてのeスポーツなんだよ、と言われたらグウの音もでないですけど。だったらそれでいいですし。
あの日ゲーセンで起きた衝撃が20年経って繋がった話
自分の人生において青春時代は格ゲーブーム真っ只中だった。
わかりやすく言うと漫画の「ハイスコアガール」。あれは実際の格ゲーを中心に少年から青年時代の主人公たちが描かれる漫画だけど、リアルに換算してたしか彼らと1コ違い位の年だったはず。
とにかく自分のゲーム人生において格ゲーは1つの重要な分野として刻まれている。
ただし、自分は格ゲーはめっちゃ下手だ。好きだけど対戦は未だに怖いしすぐ負けるから基本家庭用機でこっそりほそぼそじわじわやる。でも好きだ。KOFは全作やってるし、餓狼もかなりやった。月華の剣士はずっとやってる。ストリートファイターは途中ちょっと飛び飛びだけどそれでもだいたいは遊んでる。
で、自分はヘッタクソなんだけど、友達は違った。
中高と一緒で自分を格ゲーの世界に引き込んだ友達はとにかく強かった。
特にY田はめちゃくちゃ強かった。ゲーセンでやっているのももちろんだが、家にNEOGEO(CDじゃなくてカートリッジ)を持っていたからというのもあったと思う。
そしてさらに強い人がいた。それがY田の兄だ。
Y田の兄は少し年が離れており、自分たちが中学生の時すでに大学生後半だったと思う。NEOGEOのクッッッッッソ高いゲームソフト(1本3万以上する…)は中学生に買えるわけもなく、親もそうそう買ってはくれない。それでも持っていたのはこの兄がバイトして買ってきたものだった。
そしてこの兄こそ自分の知る限り最強の格ゲープレイヤーだった。
どれくらい強いかというと、当時KOF'96が発売されてすぐに友達数人でY田の家に泊まり込みで一晩徹夜でゲームをやりまくっていた。色んなキャラを試して腕を磨いて慣れてきた朝方。
Y田の兄が深夜のバイトから帰ってきた。
「おう、やっとんな。どんなもんや」
と2コンを手にして自分たちと戦っていくのだが、全員1回も勝てない。
1回も勝てないというのはKOFの3対3全体で最終的な勝利ではなくて、1キャラすら倒せないのだ。つまり向こうからすると全員3キャラ抜き。
自分たちの中でY田は一番強く、自分たちの中で3キャラ抜き出来る位強かった。そのY田がまさに赤子の手をひねる様に3キャラ抜きされる様は同じゲームとは思えなかった。キング(KOFのキャラ)が最後見事に超必殺技でフィニッシュを決めたのを今でも覚えている。
最後に「まだまだやな!(笑)」と言いながら部屋を出ていった。
そしてこのY田兄、それだけでは済まなかった。
当時SNKは大阪の江坂にあり、本社の目の前にはお膝元の公式ゲーセンともいえる「ネオジオランド」があった。
そしてそこでは、通常稼働前の新作がどこよりも速くロケテストとして出されることもあり、ファンは駆けつけたものだった。
Y田兄もその1人だった。同行して見ていたのだが、ここでもY田兄は強かった。
強かったというより負けなかった。
当時の向き合った対戦台の上には「◯人抜き」という表示があり、Y田兄はカンストである99までいっても勝ち続けた。そして普通は対戦台両方の背後にできる次のプレイを待つ行列がY田兄の後ろから消えた。
こっちで待ってもこの人は負けないから順番は来ない、と反対の対戦台の後ろにしか人が並ばなくなったのだった。
しかし、ここで話は終わらない。
当時、まことしやかに噂があった。
ネオジオランドであまりにも勝ち続けると、目の前にあるSNK本社から開発者が出てきてそのプレイヤーを(ゲームで)ボコボコにして帰っていく、と。
勝ち去っていったプレイヤーがSNK本社から出てくるところを見た人がいる、という話もあり、噂の域はでないが当時自分たちの間では確信を持って信じられていた。
そしてその日、実際にY田兄はふと現れたプレイヤーに負けた。完封だった。
その時点で自分たちは疑いもなく「アレがSNK社員か!」と思っていた。
が、時が経って、どうだったのか自信がなくなってくる。
確かに噂の信憑性はあったと思うのだが、どれもY田兄が負けたということ以外自分の目で見たものはない。
大人になって世界が広いことを知れば強プレイヤーが他にもいた可能性がある、ということも十分考慮に入ってくる。
噂の様にその人をつけてSNKの中に入っていくか確認すればよかったとさえ思うがそれも今ではままならない。
あの日のことは夢だったんじゃないか、とすら思えて来てしまい20年が経った。
自分はアプリメディアの人間としてゲーム会社い取材に行くことも増え、
その中で同業の人と仲良くなった。
自分より一回りも年が離れているが、同じ仕事で同じ趣味の人間なのだから話が合わないはずがない。
その人と何気なく話していたとき、ふとその人が言った
「私、以前はずっとSNKで働いてたんですよ」
マジか。
それを聞いて自分はいてもたってもいられず、当時のことを話始めていた。
そして、Y田兄が勝ち抜きカンストしたことを言った時。
「あ、じゃあSNKの人間出てきたでしょ」
そう言ったのだ。
こちらから全部話しをして、最後に本当ですか?と聞くのではなく、
あちらの口から出てきたのだ。
「そう!そうなんですよ!っていうか、あの人って本当にSNKの人なんですか!?中の人が出てきてやっちゃうのマジなんですか!!?」
たぶん、肩に両手で掴みかかる位の勢いで聞いたと思う。
「そうそう、自分は営業系だったからそこまで強くないしそんなん出来なかったけど、開発の人間は本当にやってたよ。昼飯いくついでくらいの感じで「なんか外(ネオジオランド)にイキってるやつがいるらしいぞ(笑)」位の感覚で出てくのよ。そんで勝ってくる」
マジだった。
20年前で見た、自分にとって神にも等しい格ゲープレイヤーが対戦台カンストという神の如き所業をして、さらにそれがいとも簡単に崩れ去るという、本当は夢だったんじゃないかと思うような出来事が20年の時を経て真実に繋がったのだ。
なんかよくわからんが、その日それを聞いたあとなんかずっと感動しっぱなしだった。
何に感動したのか自分でもよくわからん。当時のことが本当だったことなのか、それが今になった繋がったことなのかわらかんが何か感動してしまった。
とにかく好きで居続けるだけでこんな奇跡にも出会えるのだからゲームは止められないのかもしれない。