実際にオッサンになって「何故オッサンのくしゃみはやたら音量がデカイのか」そのメカニズムがわかったから解説するよ
タイトルの通りでございますが、わかりましたよ。
それはつまり俺のくしゃみがデカくなったということですよ。
というわけで、オッサンのくしゃみが何故デカイのかです。
まずですね。皆さんはくしゃみのダメージと云う感覚がおわかりでしょうか。
くしゃみはですね、出す際にその出した人に実はダメージを与えているんです。
くしゃみを我慢する時を思い浮かべるとよくわかると思います。
こう、音を出さないように、口を開かないようにくしゃみを口の中むしろそれよりもっと奥に閉じ込めたような状態で「…グッ…!」ってなるとき、鼻の奥が痛くなったりしないでしょうか。
このくしゃみによる身体本体へのダメージバックともいえる存在、
普通にくしゃみする分にはそんなことなくね?とお思いかもしれません。
でもですね、ここで年をとることでわかってくるんです。感じてくるんです。
普通にくしゃみしても結構ダメージバックがあるぞ…と。
それは身体の中の表皮の衰えやダメージ耐性の減りなどだと思うのですが、
普通にくしゃみしても昔より喉がちょっと痛く感じたりするようになってくるんですよ。
悲しいことに。
もうね、身体が普通のくしゃみに耐えられない。
で、ここでダメージを受けてしまう身体はどうするかというと、
今まで以上にくしゃみをする時に身体を、具体的には喉や口を解放するわけです。
ここでも先程の我慢する時を考えるとわかりやすいのですが、
我慢する状態に対して普通の状態は喉や口を解放してるのです。それによってダメージを減らすことができます。
つまり、
我慢→(解放)→20代の普通
から年をとるとさらに
我慢→(解放)→20代の普通→(解放)→オッサンの普通
となるわけです。こうやって身体が自然とくしゃみのダメージを減らそうとしてくるのです。
具体的に解放というのがどういう感じかというと
よりくしゃみを喉や鼻にひっかからないようにスムーズに口の前に押し出す感じ、
みたいな状態です。
そう。迷惑ですね。
そうすると結果としてのくしゃみも我慢していた時の抑えていた音より
通常の音が大きい様に、さらに解放したくしゃみの音はより大きく
下手すれば飛沫も飛んでしまうわけです。
もちろん手やハンカチ、ティッシュなどを当てて人には飛沫がかからないようにするのは当たり前なのですが、音だけは結構どうしようもありません。
なぜならこれを抑えてしまうと喉やらなんやらが痛いからです。
なのでオッサンのくしゃみがデカイのは、
もう身体が弱っているからなのです。
子供の頃はデカイ音が出せるんだから元気やろ、と思ってたんですが違うんですね。
若いうちは意外とくしゃみを抑えられていたんです。
それが年を取って抑えられなくなってきたんです。
抑えるのが辛いんです。
くしゃみって最大限解放しちゃうと結構デカイんですよ。
だからオッサンがデカイくしゃみをしてても、
迷惑だとは思うんですが、
「あぁ…あのオッサンはもう喉が…」くらいに哀れに思って少し広い心で見過ごしてください。
ただ手を当てないで飛ばしちゃうとかそういうやつは論外。マナーは年齢も身体の弱りも関係ありません。しばいたってください。